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こんにちは。つい先日行われたNittoATPファイナルズ
ロンドン大会2018の1次リーグB組の試合で
錦織圭がテニス人生過去最悪とも言える
スコアで南アフリカのケビン・アンダーソン(世界ランキング6位)
に完敗してしまったという結果が話題になっています。
原因とされている錦織圭選手の苦手な使用球
というのが一体どういったものなのかが
気になりましたので調べて見ることにしました。
テニスの使用球の種類や違い基準について
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実は硬式テニスで使用されるボールには
主に2種類の違いがあるようです。
それはプレッシャーボールとノンプレッシャーボールです。
簡単に説明すると、プレッシャーボールは
中に空気(エアー)が入っているボールで
ノンプレッシャーボールは空気(エアー)が
入っていないゴムの力のみで弾力を持たせている
ボールになります。
プレッシャーボールとノンプレッシャーボールの
違いを以下に表で表してみます。
ボール | プレッシャー | ノンプレッシャー |
---|---|---|
弾ませ方 | 空気圧とゴムの力(通常ゴムの中の空気は1気圧以上になっている) | ゴムの力のみ |
耐久性 | 空気が抜けると弾みが悪くなる | ゴムが劣化するまではよく弾む。(通常はそれよりも外のフェルトが磨り減ることで寿命を迎える場合が多い) |
打球感 | プロの試合でよく使用されることから、このボールが選手にとっての「標準」であり、馴染みがよく、一般的に「良い」とされている。 | プレッシャーボールに比べ打球音・打球感が少し高い。重く感じることが多い。プロの公式戦で使われた例もあり、プレッシャーボールとほぼ変わらないものもある |
値段 | 一般的には、ノンプレッシャーボールよりこちらの方が高い。種類が豊富で値段は様々 | 一般的にはこちらの方が安い |
Nitto ATPファイナルで使用されたボールは何?
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Nitto ATPファイナルで使用されているテニスボールは
ノンプレッシャーボールの可能性が高いとされています。
通常プロが使用するボールはプレッシャーボールが
多いのですが、ATPやWTAでも使用される
特殊なノンプレッシャーボールが存在するといいます。
それは、通常のノンプレッシャーボールとも違っていて
中に空気が入っていないだけでなく
内部にたくさんの小さなカプセル(スポンジ)のような
ものが封入されていて、打球音も打球感も
全然違うそうです。
特徴としては、通常よりもほんの少し重たいことが多い
といいます。(と言っても数十グラムの違いだとは思いますが)
錦織圭選手が苦手とする使用球とはどんな種類のボール?
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今回のATPファイナルで錦織選手は
南アフリカのケビン・アンダーソン選手に
ゲーム 0-6 1-6 で大敗したのですが、
ATPファイナルで使われる使用球の特徴としては
やはり通常のプレッシャーボールに比べ
若干重たいボールであった可能性が高いです。
つまり、錦織圭選手が苦手とされるボールは
プロで一般的に使用されるボールよりも
重たいボールということになります。
実は2015年にも、BNPパリバ・オープン
(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)
男子単4回戦で似たようなケースで
錦織圭選手はボールに苦しめられ、
フェリシアの・ロペスというスペインの選手に
負けたことがあります。
最後までかみ合わなかった。錦織を苦しませたのは「重く感じ、変なバウンドをする」という大会使用球だった。3回戦までは何とか対応したものの、この日はストロークがばらつき、ラケットのフレームに当たるショットもあった。
「ボールの感触やコントロールが一度もつかめていない。相手が誰にせよ、そこに苦労した」
引用:https://www.sanspo.com/
もちろん単に重さが違うだけでなく、
そのボールの性質上、打球音も打球間も
ボールの跳ねる高さスピードなど、
コートに立つ選手にしかわからないレベルでの
違いが数多くあります。
その条件というのは、もちろんどのプロ選手
でも同じことではあるのですが、
ショットの精度で勝負する
錦織選手にとっては
他の選手以上の感覚のギャップが
あり、調整が必要になります。
世界トップランカーでさえ、
そのわずかなボールの違いに
1m-2mレベルでショットをミスする
ケースも珍しくないそうです。
それだけボールの違いは
選手にとって大きなことなんですね。
そんな繊細なプレーをする
錦織選手にとって
今回は非常に相性の悪い
ボールとなったようです。
苦手な使用球に苦しまされ、試合最後まで
ボールをコントロールすることができなかったと言います。
得意のストロークがネットに当たったり、
サーブが全く入らずに、ベースラインを大きく
オーバーしたり、コントロール不能に陥った
といいます。
実は一般的には、ATPファイナルで使用される特殊な
ノンプレッシャーボールというのは、使用している
人はわからないほどの質感であると言われていますが、
錦織選手ほどの繊細な、世界トップランカーにとっては
ほんの少しのボールの質の違いにもかなりの違和感を
覚えることがあるようですね。
プロだったら、そんなのすぐに対応できるんじゃないの?
なんて思っていましたし、そもそもテニスボールにそんな違い
があることも見ている側は全く想像もしていませんでしたね。
プロの選手も世界中で、ありとあらゆるボールに対応しなければならない
見えない調整、苦労があったのですね。
|
takuの一言まとめ
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今回調べて見て、同じようなテニスボールでも
実際は実に多くの種類や違いがあり、
プロの選手たちは、世界ツアーを回るたびに
その各大会での使用球の微妙な違いに
即座に対応しながら試合をしているということが
わかり、
素人や観客には全くわからないレベルでの
細かな調整をしながら試合に臨んでいる
ということがわかりかなり勉強に
なりましたね。
ほんとに大変なことだなぁと感心させられること
ばかりでした。
そしてプロとして世界のトップレベルに君臨する
世界ランカーたちの強さの秘訣は、
「対応力」になります。
これで1次リーグB組で通算1勝1敗。15日に予定されている最後のティエム(オーストリア)との一戦に、準決勝進出がかかる。「今日のことは忘れて、とにかく明日、練習で修正するしかない」。今年最後の試合になるかもしれないだけに、とにかくすべてを出し尽くしたい。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/
錦織選手もこのようにコメントしていることですし、
今回の第2回戦では大敗をきしてしまいましたが、
あと1日できっとその苦手な使用球にも対応しながら
きっと次の試合では良いプレーを見せていただけることを
期待しています。
錦織圭選手のプレーを
見逃した方はこちら↓
頑張ってください!
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。