肛門に空気が入るとなぜ死ぬのか?原因(死因)や腸のガスメカニズムと痛みについて

衝撃的なニュースが入ってきました。
44歳の男性が同僚から、
肛門に空気を入れられて、
死亡した
というのです。
なんとも残酷な事故(事件)ですが、
一体どのような経緯で、そのような
事故に発展してしまったのでしょうか。

ニュースによると、エアーコンプレッサー
によって空気が体内に入ったということで
したが、そもそも 肛門から空気が入ったら
なぜ死んでしまうのでしょうか

腸のメカニズム、エアーコンプレッサーの
構造(機能)など、事故内容を検証しつつ
さらに詳しい情報を記事にしようと思います。

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事故の概要

先日16日に、埼玉県杉戸町の
産業廃棄物処理会社で、
小口義之さん(44歳男性)の
肛門に空気を注入し、
死亡させたということで、
同僚の男性2人
神嵜利宏容疑者(47)と
日系ペルー人の仲本トミー容疑者(36)が
傷害致死の疑いで逮捕されたと
いうことです。

エアーコンプレッサーというのは、
現場仕事をしている大工、設備屋
などのほとんどの職人が使用する
工具の一種。

産業廃棄物処理の現場などでは、
多くの廃棄物が、絶え間なく
廃棄所に運ばれてきて、
それを分類したり、常に
粉塵が舞うため、あたりを
エアーコンプレッサーなどで、
ゴミを飛ばしたりするのに
使うこともあります。

事故当時、3人は休憩中で
気の緩みもあったせいか、
エアーコンプレッサーで
お互いの服についたほこりなどを
落としていたところ、悪ふざけに
発展してしまったということです。

二人の男性が、被害者の
小口さんを押さえつけ、服の上から
空気を注入し、結果死亡させたという
のが事故のおおまかな内容です。

容疑を認めている加害者男性二人は
「こんな大事になるとは思わなかった」
と発言しているようですが、
服の上からとはいえ押さえつけて、
体内に注入されたということですから、
明らかに 故意的な行為であり、
冗談の度が過ぎていますよね。

毎日使う、現場での工具の仕組み構造、機能
違う用途で使用した際の 危険性などについて
無知(不注意)であったことが
悔やまれて仕方がありませんね。

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肛門に関わる事故事例

小学生の休み時間

私の人生のなかで、
肛門にまつわる忘れられない
衝撃的な事故や話がいくつかあります。

それは私自身が目撃したり経験した
という訳ではないのですが、
「そんな危険性があるのか」と
印象深く、脳裏に焼きついている
話といった方が適切かもしれません。

小学生の時でしたが、
ある場所で、別の小学生の子供たちが
学校の休み時間に登り棒の遊具で遊んでいた
そうです。

その際に、登り棒からスルスルと
降りてくる子供のちょうど真下に、
別の児童が、 竹の棒を立てて、
(かんちょう)をしようと待ち構え

いるところに、勢いよく降りてきた
児童のちょうど肛門にその竹の棒が入り、
そのまま腸を突き破って大量出血し、
その児童が死亡してしまったという
事故を人づてで聞いたことがあるんです。

話を聞いたその時は非常にショックでした。
小学生男子なら、かんちょうをして
じゃれあって男同士遊ぶことは
必ずといっていいほどみんながすること
なんですが、場合によっては、
そのような取り返しのつかない事態に
なることもあるんだな、
「気をつけなくちゃな」と
心に刻んだ記憶が今でも残っています。

もちろん加害者になる者にとって
悪気がない、そのつもりではなかった
というのは確かなことかもしれませんが、
事故が起きてしまったあとでは、
何を言っても、冗談では済まされない

痛ましい事故です。

冗談が高じての、「気のゆるみ」
「浅はかさ」が危険予測のマインド
「緊張感」を薄れさせ、大事態に
発展してしまったんですね。

今回のニュースを知り、かつての
嫌な感覚を思い出しました。

芸能人のお笑い企画

これは、事故にまでは発展していない
ケースなのですが、某お笑い番組で
聞いた面白エピソードの一つ
なのですが、場合によっては
同じように全く笑えない結末に
なったかもしれないことなので、
一応記述しておきます。

すべらない話でも公に話されて
いることなので、公表してもいいとは
おもうのですが、松本人志さんが
その話の中で、バラエティ企画の
一つとして、 人間の体内に空気を入れて
どんな音を出せるのか
を実験したそうです。
いろんなおならの音色ではたして
曲が作れるのかというような
番組企画を考案したということ
だったと思います。

そして、芸能人が実演するまえに、
番組スタッフのマネージャーやアシスタントが
前もって、それを実験し、全員の肛門から
腸に空気を流し込み、その後、
シリアスなミーティングのシチュエーションの
中で、溜まった腸内のガスを我慢できずに
複数のスタッフが、おならをこきまくった
というオチなのですが、
笑えるような笑えない話だと
この事故を聞いた後だと思ってしまいますね。

そのロケにおいては、何事もなかったので
よいのですが、もちろん、撮影現場ですから
当の番組スタッフやタレントさんたちは、
厳重な監査(プロのチェック)などのサポート、
リスクマネジメントもしつつ、安全な
企画運営がされているとおもいますが、
その様子がオンエアされ、不特定多数の
国民、一般人の方々が聞くと
「面白そう」と真似をしてしまう事例も
あったのではないかなと推測してしまいます。

今回の事件との関連性があるのかどうかは
定かではありませんが、今回の加害者や
被害者たちもふざけてじゃれあっていた中で
そのような行為に及んだわけですから、
ひょっとするとそういった「アイデア」
「発想」が何かしらの形で頭に入っていた
のかもしれませんね。

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その他の事例

意外にも、エアーコンプレッサーの
事故は他にもあるようです。

しかも、肛門からの空気の注入による
事故です。同じようなことをして
ふざける人間が多いことに驚いて
しまいますが、僕自身も含めて
ほんとにバカだな。と思うことを
してしまうのが男ですよね・・。

2013年6月
自衛隊員による事故(1名入院)
2011年(中国)
腸管破裂で病院搬送(1名重体)

面白ければいいみたいな。。
事故に関与した者は皆例外なく、
そうなるとは予想できなかった
訳ですから、いろいろ釈明はしたく
なるでしょうが、後の祭りです・・。
身につまされる事故です。

これらのケースでは死者が出なくて
幸いでしたが、今回の事故に関しては
死者が出てしまったということですから、
最悪のケースになってしまいました。

最新事例

2018年7月13日、茨城県龍ケ崎市で
また同じような事件が起きてしまいました。
なぜこのような同じようなことが何度も
起きてしまうのかが本当に疑問です。

というかこの事件に関しては
意図的にしたように感じます。

茨城県龍ケ崎市の会社で、空気を放出するエアコンプレッサーを使って会社員の男性の体内に空気を注入する暴行を加えて死亡させたとして、同僚の男が傷害致死の疑いで警察に逮捕されました。調べに対し、容疑を認めたうえで「悪ふざけでやってしまった」と供述しているということです。

逮捕されたのは、茨城県龍ケ崎市にある建設機械や農業機械の製造などを行う会社の社員で、茨城県つくば市に住む吉田佳志容疑者(34)です。

警察によりますと、吉田容疑者は13日午後5時ごろ、勤務先の工場でエアコンプレッサーを使って、同僚で千葉県柏市の石丸秋夫さん(46)の体内に、肛門から空気を注入する暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の疑いが持たれています。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/

このニュースや記事を読んで
肛門から空気を入れることがどれほど
危険なことかを一人でも多くの
人々に認識していただきたい思いです。

「ふざけてやった」などという
言い訳が通用するわけはありません。

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肛門に空気が入るとなぜ致命的なのか(理由)

疑問

今回、ニュースの報道では、
「肛門から空気が入って、死亡しました」
という極力シンプルな報道しかなされて
いないようなのですが、
このニュースを聞いて、

「肛門から空気が入ったらなんで死ぬの?」

と疑問に思った方もおられるのでは
ないでしょうか。私もその一人でした。

腸の病気

今回の事故のケースでは、
明らかに 腸内の空気の量
関係していると思われます。

実は、腸にガスが溜まるという
現象は、歴とした病気の症状として
広く認知されています。

便秘
呑気症(どんきしょう)
過敏性腸症候群

などですね。
これらの病気は、いわゆる腸内のガス
が溜まることによって痛みを伴う病気です。

これらの病気を患っっている方々には、
急な腹痛に襲われたり、 下痢や感染症など
非常に辛く 痛みのともなう症状を抱え
苦しんでいる場合が多いと言います。

個人的には、このような自然発生的
(徐々に)に空気が溜まることでも、
激痛や苦しい症状が出るにも関わらず、
これらを人為的な方法で、
一気に腸内に空気(ガス)を流し込む
訳ですから、 その痛みはいかほどだったで
あろうかと
想像してしまい、
心中穏やかではおれませんね。

腸の構造

実は腸は非常にデリケートな
臓器であり、傷つきやすい器官です。
ある意味で風船のようなものと考えても
いいかもしれません。

確かにある程度の伸縮はするのかも
しれませんが、限界があります。
私たちも心当たりがあると思うのですが、
便をもよおす際に、少し腸が伸縮する(動く)
だけで、キリキリ〜ッと腸が痛むことは
ないでしょうか。

ただでさえそのような所に一気に空気が
入り込んだらとんでもないことになるのは
容易に想像ができると思います。

事故の実態(死因)

詳しくは、また報道でなされる
かもしれませんが、
今回、エアーコンプレッサーによる
空気の注入で死亡してしまったという
ことですから、

エアーピック(一点に集中する強いエアガン)
のようなものがものすごい勢いで、注入された
ことにより、 デリケートな腸が
傷つき、穴が開き、出血した
と思われます。

そしてその空気の勢いから推測するに
腸が破裂し、出血多量による死亡
考えることもできると思います。

詳しい情報がわかり次第
随時正確な情報を随時更新しようと
思います。

後日、ニュースの報道で、死因が
明らかにされました。

体内にコンプレッサーで空気を入れられた男性が死亡した事件で、男性は肛門から注入された 空気で内臓を圧迫されたために死亡していたことが18日、埼玉県警杉戸署への取材で分かった。

引用:http://news.livedoor.com/article/detail/14045297/

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エアーコンプレッサーの機能

エアーコンプレッサーとは

エアーコンプレッサーを知らない方も
いるかもしれませんが、コンプレッサーは
このようなものです。

出典:https://shop.kendepot.co.jp/

これは、一般的に現場で大工さんなどが
使われる標準サイズの
エアーコンプレッサーです。
だいたい10万円〜15万円くらいで
購入できるものです。

単に空気を飛ばして、ゴミを払うなどに
使われることもありますが、
大工さんでいうと、ビス打ち(釘打ち)に
使われることが多いです。

昔の大工は一つ一つ釘をハンマーで打って
いっていましたが、現在はエアーの力で
釘を打つのが常套手段になります。

皆さんも、家を建てる工事現場の前を
通る時に、「パスッ、パスンッ」って
音を聞いたことがあると思います。

あれが、エアーコンプレッサーで釘を
打ち込んでいる音なんですね。

エアーコンプレッサーの威力

私も現場仕事をしたことがあるので、
よくわかりますが、あのエアーの力は
ものすごいものです。

もちろん調整もできるのですが、
どれだけ弱く設定しても、圧を
抜いていない限りは、威力は
すごいです。

私の知人も、誤って手の指を
エアー釘で貫通させてしまったことが
あります。 (⌒-⌒; )

エアーコンプレッサーの空気圧ですが、
通常、普通に判断して、使用時は、
min 0.05MPa〜0.07MPaの空気圧で
使用することが多いそうです。

この圧力で使用した場合、だいたい 一分間に
7リットルの空気が吐出されるそうです。
もちろん、その量の空気を一点に絞って
排出するので、非常に強力な威力になります。

takuの一言

今回の事故について考えるに
当たって、いろんなことを考え
させられました。

ふざけてじゃれ合うことは誰にでも
あることですが、冗談ではすまされない、
超えてはいけない程度(領域、ボーダー
ライン)があるということを
肝に命じないといけないですね。

私も現場仕事に入ることもありますし、
今回のケースに限らず、こういった
少しの気の緩みや油断で起こる事故って
どこにでもあると思うので、
そういった意味では、他人事では
ありませんよね。

両当事者の、ご遺族、家族の方々も
おられることでしょうし、ただただ
残念な結果です。心からお悔やみを
申しあげます。二度とこのような
痛ましい事故が起こらないことを
願いますし、この記事が
それら事故防止や予防の少しでも
役に立てるなら幸いです。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

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