こんにちは。takuです。
なんとも突飛でシュールな
ニュースが飛び込んできました。
大相撲の土俵上で倒れた人を
応急処置のため土俵上に上がって
心臓マッサージなどの処置を
施している女性に対して
「女性は土俵を降りてください」
と言う場内アナウンスが流れたと
言うのです。
その様子や周辺情報が気になりました
ので調べてみることにしました。
土俵上の女性応急処置動画
まず、その問題となっている
現場の様子なのですが、
こちらになりますね。 ↓
どうやら、女性は2人ではなく、
僕のみる限り、4人くらいでは
ないでしょうか。
一番最初に女性が上ったわけでは
ないようですが、途中から
女性が二人ほどまず初めに上がり
なにやら説明をしてから、
即座に心臓マッサージを施していますね。
おそらく手際のよさから、医療に従事する
医師か看護師であることがわかりますね。
さらには、しばらくしてその後も二人ほど
一見してすぐに女性とわかる方が二人
土俵上に上がっていきますね。
この状況下であの土俵に上がっていく
ということですから、やはりこの
方々も何らかの医療関係者だと推測
できます。
それにしても、動画をみると、
僕個人的にも、
イラっとしてしまいました。
なぜかというと、
明らかに場内は騒然とした、緊急事態の
場面で、2グループ目の女性達が
土俵に上がった途端に、場内アナウンスが
流れます。
「女性は土俵から降りてください」
「女性は土俵から降りてください」
何でやねんっ!
ってなりました。
動画を取っている方(観客)
からも何で?!と疑問の声も
かすかに聞き取れます。
あの場にいたら
誰もが同じ感想をもつ
のではないでしょうか。
一体なぜあの場面で、
あのアナウンスが必要だったのでしょうか。
相撲界で女性禁制の文化や
相撲協会のルールについての
詳しい記事はこちらもどうぞ ↓
心臓マッサージをした女性は誰?
途中から女性が、主体的に
心臓マッサージをしている様子が
伺えますが、この女性は一体誰なのでしょうか。
相撲を観戦しにくる方ですから、
相撲が好きなのでしょう。
相撲が好きならば、相撲文化にも
詳しい可能性は十分にあるはずです。
なので、土俵に女性が上がっては
いけないという相撲界の掟(しきたり)
についても知っていたかもしれません。
2グループ目の女性たちも、
場内アナウンスがあり、一瞬
狼狽えますが、そのままその場に
残ります。
いずれにせよ、この女性達は
「しきたり」よりも「人命」を
優先したという結果なのでしょう。
何とか命を助けたいというその
思いから取ったその勇気ある行動に
賞賛を送りたいと思います。
関係者によると、最初に土俵に上がった女性のうち1人は、医師でもある多々見市長がかつて院長を務めた病院の看護師。「市長が倒れ、いたたまれずに、とっさに土俵に上った」と話しており、上がる際には「上がっていいですか」と、周囲に声をかけていたという。
多々見市長は搬送後、くも膜下出血と診断。命に別条なく、約1カ月の入院が必要という。
「女性の行動は勇気ある」
巡業実行委員会の河田友宏委員長(78)は「女性の行動は勇気があり、適切な処置だった。アナウンスはわざわざすることではなく、理解しがたい」。巡業の勧進元(発起人)を務めた四方八洲男(しかた・やすお)さん(78)も「しきたりと人命、どちらが大事かといえば人命。大相撲は女性ファンが増えており、議論が必要」と話した。
引用:http://news.livedoor.com/article/detail/14538273/
色々調べたのですが、
流石にこの応急処置を施した
女性の名前や職業などまでは
公表されていませんでした。
けれども、ひょっとすると近いうち
名前が上がってくるかもしれませんので
その時は随時情報を更新させて
いただきます。
場内アナウンスをした若手行司は誰?
僕が個人的に気になったのは、
このアナウンスをした男性ですね。
ほんと意味不明というか
疑問で仕方がありません。
報道によると、
この場内アナウンスは
相撲協会の若手行司が
流したというのですが、
最初、場内アナウンスを流した
ということで、すでに吹き込まれている
機会的なアナウンスなのかと
思っていましたが、
動画をみる限りは
その場で本人(若手行司)が
声を出していますね。
また、報道によると、
観客の一部が
「女性が土俵に上がっていいの?」
という声が上がったため、
慌てて若手行司がアナウンスを流して
しまったと伝えられていますが、
それってほんと?ってなりますね。
見ているとこの間、わずか1分〜2分
足らずの短い時間です。
その間に、観客の声を聞いて、
放送室(?)まで行って、そこで
場内アナウンスを流すという
時間はないはずです。
しかも、女性が上がった途端に
アナウンスを流しているので、
これは僕が推測するに、
この若手行司の独断で
流したアナウンスだと
判断できるのでは
ないでしょうか。
あくまで憶測ではあるのですが、
本当にこの行司が若手かどうか
はともかくとして、
救助に向かった「女性」の判断と
このアナウンスを流した男性の判断
に大きな差が出たことは確かですね。
ここでも、マニュアル化した
人間の判断の恐ろしさを見たような
気がします。
ルールだから、そのまま全ての
状況下でマニュアル通りの行動や
発言をすれば良いのかというと
そうではない!というのが如実に
現れたケースではないでしょうか。
相撲界で女性禁制の文化や
相撲協会のルールについての
詳しい記事はこちらもどうぞ ↓
takuの一言
いや〜、それにしても
動画を見てみて、
予想以上にイラっときてしまいましたね。
最近何かと注目されることの
多い相撲界ですが、
力士だけに止まらず、行司までが
このような「判断」をしてしまう
相撲界の「しきたり」「文化」「世界観」
とは一体何なのでしょうか。
動画を見ていると、
この若手行司のアナウンスの声も
非常に語気が強いですし、
その言葉から読み取れる
背後の「相撲文化」の闇が
垣間見えるそんな気がしました。
しきたりや文化ではなく、
何よりも人命こそが大切という
判断を忘れないでほしいですね。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
コメント
そのうち女性力士が国技館で相撲を取る時代が来るのでしょうかね?ま、冗談はさておき、
アナウンスした方は、行司としての職務を忠実に行っただけで、批判を受けるべくは緊急医療体制をとっていなかった相撲協会なのでは?行司の方はあのアナウンスをしなければ協会側から後ほど職務怠慢の注意をされるのでしょう?
何でもかんでも男女平等、男女差別を叫んでいたのでは、そのうち歌舞伎も男女混合、宝塚も男性が入学できない事に海外からの批判が、何て話になるのですかね?
日本の伝統や文化を守る事と男女差別は次元が違う話であって、今回は土俵際に医者や看護師が常駐していない事に驚くべきでしょう?女性が土俵に上がれない伝統を守る為にはそれなりの体制を整えなければ。倒れた方の周りにウロウロしている関係者の体たらくの方がよっぽど批判されるべきです。この記事の論調だと、土俵際に控える医者、看護師も女性が含まれていないと批判の対象になるのですかね?