こんにちは。takuです。
朝日新聞のニュースで、
脳死判定を受けた女性(40代)
の眼球摘出手術の際に医師が
コンタクトレンズがついたまま
検査をしていたことがわかりました。
脳死や検査による判定基準
アイバンクなどについて気になった
ので調べてみました。
目次
あらまし
2017年8月にくも膜下出血のため
脳死判定を受けた40代の女性から
摘出された眼球がコンタクトレンズが
装着されたままアイバンクに提供
されていたことがわかったそうです。
ニュースの見出しでは、コンタクトレンズ
外さず脳死判定といいうことだったので、
コンタクトを外さなかったために脳死
状態になったのかと勘違いしてしまいました。
紛らわしいですね。
でもそうではなく、問題は
脳死判定をする際に
コンタクトレンズが装着された
ままであるという点にあるようですね。
なぜコンタクトが問題なのか
なぜコンタクトレンズが装着された
ままだと問題だったのかというと、
どうやら、脳死を判定するさいに
眼球の角膜を露出させ、そこに
光を当てることで反射検査を
するそうです。
確かに死亡確認をする際なども
目の眼球に光を当てて、眼球の
黒目が動くかどうかを見ること
ってありますよね。
あのような類と思われます。
脳死ということは、脳が死んでいる
状態、つまり脳全体が回復不可能な
機能停止している状態のことを
指しますから、角膜検査の際に
眼球になんの反応もない場合に
脳死判判定の一つの基準として
用いられる方法だそうですね。
しかしながら、この眼球に
コンタクトレンズが装着されたまま
反射検査をした場合、伝わる
刺激が弱まる場合があり、正確な
脳死判定ができない可能性があり
不適切だということです。
脳死判定の方法
脳死判定の際に行われる
検査項目は次のようになります。
出典:http://www.jotnw.or.jp/studying/4-3.html
この表を見ると、
眼球の角膜の検査に関係あるのは
2番と3番の項目になりますね。
角膜を綿で刺激してまばたきしないか
そして瞳孔に光を当てて、やはり
瞳孔が小さくならないかなどの判断を
するようです。
病院はどこで医師は誰?
この脳死判定がなされた病院は
どこで、脳死判定をした医師は
誰かということですが、
兵庫県内の県立病院で、
精神病院や小児病院や
がんや循環器などの専門病院
をのぞいた県立病院は以下の病院です。
県立尼崎医療センター
県立西宮病院
県立加古川医療センター
県立淡路医療センター
県立柏原病院
県災害医療センター
県立リハビリテーション中央病院
などが挙げられます。
脳死判定をした医師が誰かということに
ついてですが、
いろいろ調べてみましたが、
これといった医師についての詳細は
見つからず。この報道だけでは
医師を特定することはできませんでした。
医師がコンタクトを見逃した理由
脳死判定の際に角膜や瞳孔の
検査をする際になぜ医師は気がつかなかった
のでしょうか。
瞳孔に綿を当ててまばたきをしないか
どうかなどの検査や光を当てる
検査をするのに気がつかないというのは
なんだか不思議な感じがしますね。
脳死判定においては、眼球検査だけ
ではなく、その他のいろんな検査項目
があるため、脳死判定の妥当性については
問題がなかったとされるので、今回に
関してはことなきを得たようですが、
医師の「見逃し」は病気や怪我などの
ケースによっては取り返しのつかない
事態に発展してしまう場合もありますから
確認は徹底してほしいところですよね。
以前、回復手術をした患者のお腹から
後日ガーゼが発見されたというニュースも
聞いたことがあります。そんな話を聞くと
あ〜おそろしい。と思ってしまいます。
今回のコンタクトに関してですが、
僕も毎日ソフトコンタクトをつけて
生活していますが、あれって
目が乾き気味だとすごい密着
するんですよね。
この40代の女性がくも膜下出血で
倒れてからずっとコンタクトレンズを
したままだったということですよね。
一体どのくらい長い期間装着していた
のでしょうか。脳死とうことですから
かなり眼球も乾燥していたと考えることが
できるのではないでしょうか。そして難く
なるだけでなく、かなり眼球にへばりついて
いたのかもしれません。
ハードコンタクトだと、ぽろっと
取れるでしょうけれどソフトレンズの場合
かなりぴったりと密着する可能性が
あると思いますし、色も透明、
そういった意味では
医師の見逃しも致し方ないかとも
思わないでもないですね。
アイバンクとは何か
そもそも脳死判定を受けて
眼球摘出をすることも
恥ずかしながら
個人的には知りませんでした。
脳死の場合臓器提供されることは
知っていましたが、
眼球を摘出し、それを他者へ提供する
というのは認識が薄かったですね。
摘出した眼球を他者へ移植し
見えるようになるということでしょうか。
え、それってすごくないですか?
早速調べてみます。
アイバンク
はい。僕がバカでした。
そりゃそうですよね。
眼球そのものをくり抜いて他の
人の目の部分にはめ込んで見える
ようになるわけがありません。
それはもうブラックジャックの世界です。
眼球提供は、「角膜移植」のために
用いられるということですね。
もちろん角膜移植も十分すごい技術
ですけどね。眼球そのものを移植する
というわけではありません。
アイバンクというのは、そういった献眼
された眼球を保管し、角膜移植待機患者
のための「眼球あっせん業」を行う公的
機関のことを指すようです。
角膜提供
アイバンクにはどんな人でも
献眼できるそうです。年齢制限も
ないそうですね。近眼や老眼でも
角膜は移植に用いることができ、
視覚障害の方が光を取り戻すために
有効に用いることができるとのことです。
takuの一言
ということで、今回は
脳死判定や角膜検査、
アイバンクについて調査し
記事にしました。
こうして記事を書いていつも
思うことは、書き終わった時に
非常に勉強になることが多いと
感じることです。
今回も知らない情報をたくさん
新たに知識として蓄えることが
できました。
日常には様々な疑問が満ちていますが
身近な、医療健康について有益な
豆知識や情報を僕自身も学びながら
これからも発信し少しでも誰かの必要に
役立てていただければ幸いです。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。