こんにちはtakuです。
iPS研究所が昨年発表した論文
にでーたの改ざんやねつ造などの
不正があったことが発表されました。
山水助教や山中所長の今後が
気になったので、調査し記事に
することにしました。
なぜ山中所長が辞職するのか?
今回iPS細胞研究所から出版された
人口多能性幹細胞(iPS細胞)に
関する論文で不正が発覚したのは
初めてのことです。
論文の内容としては、
ヒトのiPS細胞から脳の血管の細胞
を作製したとする論文の内容
だったようですが、
論文の根幹をなすデータについて
主要な図6枚すべてと補足図6枚中
5枚にねつ造と改ざんが確認されたとの
ことです。
これって結構派手なねつ造、改ざんの
ように思うのですが、山中所長を含め
他の誰も気がつかなかったのでしょうか。
不正を働いたのは、
山水助教授ということですが、
論文の根幹をなす部分での改ざんねつ造に
気づくことができなかった責任者の山中
所長が処罰を受けるという構図なのでしょうか。
それにしても、今回のねつ造改ざんの
発覚により、iPS細胞の開発者で、なおかつ
ノーベル物理学賞を受賞した山中教授が
辞職するとなると、もともこもないというか
その「責任の取り方」が果たして誰のためになる
のかと非常に疑問に感じてしまいます。
「辞職はあるのか」という質問をする
記者にもデリカシーのなさを感じてしまいました。
論文(学者)の世界というのはそういうもの
なのでしょうか。山中所長が辞職したら
iPS細胞の研究そのものがストップする
ということにはならないのでしょうか。
山水康平助教とは誰か
山水康平助教授は、今回のiPS細胞の論文
の共著者10人のうちの一人で、
京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授の
研究室の博士課程の助教授です。t
今回の論文では測定結果の解析や図の作成を担当
していたということで、
論文としては非常に重要な箇所を
担当していたというだけあって
非常に有能な人材だったと思われますね。
出典:https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/
けれどもどれだけ優秀であったとしても、
ねつ造改ざんをしてしまっては、今まで努力して
積み上げてきたすべてのものがすべて水の泡に
なってしまいますし、その優れた能力も何も
生かすことはできません。
ただただ残念な結果です。
論文ねつ造改ざんの理由
時間的に、能力的に、仕事量的に
相当追い込まれていたのでしょうか。
「論文の見栄えを良くしたかった」
そんなあとから明らかにバレることが
わかっているようなことをなぜ
こんなにも優秀な人物が
後先考えずそれをやってのけてしまうの
でしょうか。
その辺が理解に苦しみますが、
地位名誉プライドなど、そういった
自分を盲目にしてしまう様々な
しがらみがあるのでしょうかね。
凡人にはわからない世界です。
takuの一言
山中所長は今回の論文の不正発覚
を受け、次のようにコメントしています。
「所長として非常に強い後悔と反省をしている」
後悔というのは、山水助教授を
この論文執筆メンバーとして
起用したことなのか、それとも
所長として最終チェックを人任せ
にしていたということなのか、
真意のほどはわかりませんが、
助教授の一度の不正により、
iPS細胞研究所長が辞任する必要は
全くないように思います!
日本の「上が責任を取れ」という
システマチックな風潮ではなく、
医療の発展のために何が最も益となるのか
を広義で判断し、世論も評価していただきたい
と強く思わされました。