中2心肺停止なぜマラソン完走後なの?原因理由は?運動と心肺停止の関係!

Photo by lucas Favre on Unsplash

こんにちは。takuです。
中学2年生の学生がマラソン
大会で完走直後に心肺停止し
病院に搬送されたとの
ニュースが流れました。

なぜマラソンを 完走した直後
なのでしょうか。その理由や、
運動と心肺停止の関連性(関係)
についても気になったので
調べて記事にしてみることに
しました。

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あらまし

今回の事故は、
京都府鴨川の河川敷
(厳密には鴨川公園
出雲路橋運動場)で
起きました。

京都私立立命館中学校の
マラソン大会で、
午後2時半頃
中学2年生の男子生徒が
14キロマラソン完走後に倒れ、
心肺停止状態になり
病院に搬送された
とのことです。

マラソン大会さらにはゴール直後ですから、
おそらく父兄の方や、他の学生そして
教師もその一部始終を目撃したでしょう。
多くの方が現場にいたと思われます。

大勢の人が目撃したわけですから、
その場で迅速な応急処置が施された
かもしれません。

それでも救急隊員が駆けつけた際、
男子生徒は 心肺停止の状態で、
京都市内の病院に搬送されたとのことです。

最近学校の外で催されるような
学校行事の場合は、AEDなどの
携行はされているのでしょうかね。

AEDがすぐ近くにあるかどうかでも
生存率がかなり変わってくると聞きます。

まだ報道では、死亡確認はされていませんが、
心肺停止状態ですから、今どのような
処置が施されている段階なのかが非常に
気になるところです。

なんとか助かって息を吹き返して欲しい
と思いますが、運動中の心肺停止による
中学生、高校生の死亡事故は毎年の
ように発生しているそうですから、
最悪のケースも考えなくては
いけない状況でしょう。

毎年マラソン大会は
全国的にどこの中学校
高校でも実施される年間
行事ですね。

ですから、この行事が
全くなくなることは、
現実的にはないでしょうし、
予防と生存率をどれだけあげるか
ということが今後のさらなる課題に
なるのではないでしょうか。

中高生の突然死

実は中高生の突然死の中で、
心肺停止によるものが 全体の60%以上
にのぼるそうです。

少し古いデータですが、
日本スポーツ協会による
平成11年〜平成20年頃の10年間の間に
実施された統計データによると、

0歳〜18歳までの中で、
中学2年〜高校2年あたりで
もっとも多く心肺停止による
事故死が発生しているようです。

成長期も関係しているのでしょうか。
体が急激に変化する時期でも
ありますし、筋肉や骨への負担
がかなりああるのかもしれませんね。

そして心肺停止による死亡事故は
女子学生よりも、 男性学生の方が
割合が圧倒的に高いようです。


出典:https://www.jpnsport.go.jp/

それにしても、なぜ運動中や
運動後にこのような心肺停止
が起きてしまうのでしょうか。

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運動と心肺停止の関係

実は運動と心肺停止による
突然死には非常に密接な関係が
あるそうで、これは健常者であっても
発症する可能性(リスク)が
あります。

運動中は、体を動かしますから、
心臓の鼓動のスピードや活動そのものが
活発になることは誰でも容易に
想像することができますよね。

やはり運動により生じる 急性の
ストレス
がかかることにより
心臓の筋肉に一気に負担がかかり、
それによりけいれん(不整脈)や
最悪の場合心筋虚血や致死的不整脈に
陥ることがあるそうです。

そして、特にメタボリックシンドローム
平たく言えば、 太り気味の人などは、
交感神経系の機能亢進や副交感神経系の
機能が通常よりも劣ってしまうことが
認められます。

太っていれば太っているほど、
運動中の 血圧過剰上昇や心電異常
のリスクが高まると言われています。

今回の中学2年男子生徒の体型までは
公表されてはいませんので、はっきりと
したことはわかりませんが、
ひょっとすると、周りの学生よりも
体重が重かったことなども関係している
のかもしれませんね。

それにしても運動中でもなく、
走り出した直後でもなく
なぜ完走後なのでしょうか
その辺りが気になりました。

なぜ完走後なのか

もちろん、運動中であれば、
どの時点でも心肺停止のリスクは
あるのですが、運動後の心肺停止
に関しても、心肺停止に至る理由が
あるそうです。

今回の中学生はマラソンでゴールした
直後に倒れたということですが、
おそらく、ゴールをきった直後に
走ることをやめ、急にストップした
ことが予想されます。

実は、突然に運動終了した際には
心筋虚血を起こすことがあります。

つまり心臓の運動(活動)が
急激に変わることで、
臓器や体内組織に流入する血液の量が
それに伴い急激に変化することで、
体全体に急激な負荷がかかり、
致死的不整脈の誘発に
いたる可能性を引き上げてしまうそうです。

今回の事故に関しては、まさにその
反応が最悪のケースで起きてしまった
と考えることができます。

予防策はあるのか

私もかつて中学時代陸上部に所属
していたものですから、
よく監督教諭からは、

運動前のアップと運動後のダウンを
欠かさないように
と繰り返し
指導されました。

その時はそれほどその重要性が
わからなかったものですが、
今となってはそれがいかに
体を守る、特に心臓への負荷を
軽減する大切なプロセスであるのか
がわかるようになりました。

急激に心臓に負荷をかけないために、
徐々に体を慣らしていくこと、
そしてゴールした後でもゆっくりと
ジョギングをやめないこと、
地味なことですが
非常に重要な要素なんですね。

中高生のマラソン大会などでは、
軽い体操くらいで、中には全然
準備運動もしない学生もいるのでは
ないでしょうか。

運動前の体操や走行後の体の
休め方など、さらに厳重に
指導方針を固めつつ、今後
同じような事故が発生しないように
心がけていただきたい思いです。

この記事が少しでもリスク
軽減のために役に立てれば
幸いです。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

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