みなさん、こんにちは。
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2019年1月より大河ドラマ
『いだてん~東京オリムピック噺~』が
放送開始されますね!
内容は、初めてオリンピックに参加した男と
東京オリンピック招致に情熱をかけた男の
二人の主人公をリレー形式で描くというもの。
大河ドラマには珍しく、
近代の日本にスポットを当てた
作品となります。
なんと33年ぶりだそうですよ。
今回は
『初めてオリンピックに参加した男』である
金栗四三(かなくり・しそう)さんについて
調べてみました。
金栗四三ってどんなひと?
初めてオリンピックに選ばれた選手、
どんなひとか気になりますよね。
理由も含めて調べてみました。
プロフィール
金栗四三(かなくり・しそう)さん
出典:http://www.nagomishoko.jp
1891年8月20日、熊本県生まれ。
幼少期は身体が弱かったようですが、
小学校に入るころには通学路の
往復12キロの道のりを友人と
走って通っていたようです。
このころから走ることが
楽しく感じていたようです。
高等師範学校のときに校内で開催された
長距離走で3位になります。
大学の校長であった嘉納治五郎さんに
オリンピックのマラソン種目の
国内予選に出ることを勧められます。
マラソンを走ったこともなければ、
存在すら知らなかったそうです。
ですが、四三さんは出場することを
決意するのです。
そしてその国内予選で
金栗さんは後続と大きく差をつけて
1位でゴールテープを切ります。
さらに、当時の世界記録を大きく
上回るタイムを叩き出しました。
(このころの日本の測量の正確さや
距離も世界大会のものと若干違っていたため
正式ではないと言われています。)
これにより、金栗さんは
オリンピック出場権を獲得します。
そして、日本人初のオリンピック選手として
ストックホルム大会に出場します。
その後も2度オリンピックに出場します。
日本選手権マラソンは
第1回から出場し、3連覇しています。
その後も金栗足袋の開発や
駅伝の開催に尽力します。
他にも、全国マラソン連盟会長として
マラソンの普及に努めました。
高地トレーニングなどの
導入も金栗さんが海外から
取り入れたものだそうです。
そして11月13日、
92歳で生涯を終えます。
どうでしょうか?
とてもマラソンに人生を
懸けている方ですよね!
選手としてだけではなく、
講師として、また連盟の会長として
さまざまな方面からマラソンのことを
考えていたことが分かります。
ストックホルム大会でなぜ負けた?
いまは、オリンピックに出場することも
メダルを取ることも当たり前ですよね。
しかし、初めてのオリンピックで
金栗さんはメダルを取ることはおろか、
ゴールテープすら切れませんでした。
国内予選で世界記録を上回るタイムを
叩きだしていたにも関わらず
どうして負けてしまったのでしょうか?
その理由はとても過酷なものでした。
移動・食事
そのころの日本から
ストックホルムへの移動手段は
福井県の敦賀から
船でウラジオストクへ渡り、
そこからさらにシベリア鉄道に
乗り換え二週間かけて
向かうとても長い旅でした。
また、シベリア鉄道では
パンと持ってきた缶詰をおかずにし
食いつなぐ生活をしていたといいます。
十日ほどそのような日が続いたため
疲労がたまりにたまり、到着後も数日間は
運動ができるような状況ではなかったようです。
宿泊環境・睡眠
当時は、いまのような
設備の整った選手村などはなく
選手がしっかりと休み、
体調を整えれる環境はありませんでした。
当時、事務局の用意したのは
外国人ばかりの寄宿舎であったので
気が休まらないのでは?と
日本行使の助言があったため、
安価な素人下宿に宿泊したのでした。
加えて、ストックホルムは緯度が高く
オリンピック期間はほぼ白夜だったそう。
不慣れな日本選手には睡眠に
支障が出た可能性もありますね。
猛暑
猛暑ストックホルム大会、
マラソン種目開催当日は
最高気温が40℃という
大変暑い炎天下の中
行われました。そういった状況下での協議は
経験がなかったことでしょう。
日射病にかかってしまい
棄権となったと言われています。
競技前に全力疾走?
マラソン競技の当日、
金栗さんを迎えに来るはずの車が
迎えにやってこず、
競技場まで自力で走っていったとのこと。
敗因理由まとめ
移動時間がかなり長く
疲労がたまったこと
食事が貧相でしっかりと
栄養がとれなかったこと
白夜や宿舎になれず
しっかりと休養をとれなかったこと
大会当日が猛暑日であったこと
迎えの車が来ず、競技前に
自力で走っていき体力が奪われたこと
以上の点が敗因の理由と思われます。
こうしてみると、かなり過酷な
状況下で出場していますよね。
出場していることが奇跡です!
棄権となっても仕方がないでしょう。
こういった経験を活かして
いまのオリンピックが成り立って
いるのだと思うと感慨深いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大河ドラマではどこからどこまで
描かれるか分かりませんが
オリンピックやマラソンに懸けた情熱が
つまったドラマになっていると思います。
また、金栗四三さんは歌舞伎役者の
中村勘九郎さんが演じられます。
出典:https://cdnx.natalie.mu/media
中村さんの演技にも期待ですね!
そして注目は、監督があのクドカン
であるということ!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。