こんにちは。
11月25日(土)
21:00〜放送予定の
世界ふしぎ発見で
取り上げられるのは、
デンマークのライフスタイル
「ヒュッゲ」
「ヒュッゲ」?
と首をかしげる方も多いのでは?
実はデンマークは世界幸福度ランキングで
なんと世界一の国なのですが、
その幸福度を生み出している最大の理由が
この「ヒュッゲ」と呼ばれる
生活様式、ライフスタイルなんだそうです。
そのライフスタイルを学び、
それを日本に応用することができるなら、
快適で幸せな日本での生活を満喫できるはず。
そもそもそれは、この国にほんで可能なのだろうか?
そして、可能であるならば、どのように実践することが
できるのかなどを、まとめて記事にしてみました。
すこしでも、読んでいただいた方々の生活の向上に
役立てれば嬉しいです。
では早速行きましょう!
目次
1.「ヒュッゲ」とは何か
まず、ヒュッゲとはなんでしょうか。
「ヒュッゲ」(hygge)とは、
ヒュッゲ(Hygge)とは、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味の、他の国の言語では置き換えられないデンマークの個性を形成している言葉。
引用:www.andersen-group.jp/danmark/hygge.html
だそうです。デンマークの個性を形成している
言葉だけに、形容詞でもあるし、名詞でもあるし、
同士にもなりうるというふしぎな言葉です。
まさに世界ふしぎ発見のテーマとして
取り上げられるにふさわしいものですね。
例えば、イギリス人ジャーナリストである
ヘレン・ラッセルさんが書いた書籍
「幸せってなんだっけ?ー世界一幸せな国(デンマーク)での
ヒュッゲな一日」という「ヒュッゲ」ライフスタイルの
火付け役となった本の中では、
デンマークらしく生きる方法、表現方法として
次のようなものが挙げられます。
- 信頼する(もっと信頼する)
- 「ヒュッゲ」をする
- 体を使う
- 美に触れる
- 選択肢を減らす(ゆとりをもつ)
- 誇りを持つ
- 家族を大切にする
- すべての職業を尊敬する
- 遊ぶ
- シェアする
ふ〜ん、そうだろうなという部分も
確かにあるのですが、
一番わからないのは、「ヒュッゲ」する
という言葉ですね。この場合は、動詞として使われています。
そしてヘレンさんは
このまさに「ヒュッゲ」することを日本人に
一番勧めたいそうですね。
では「ヒュッゲ」するとはどういうことなのでしょうか。
「ヒュッゲ」するという表現を
別の言い方で表すと次のようになります。
- 家族や友人と心地よい時間を過ごす
- リラックスタイムを持つ
- 信頼関係を築く
- 仕事よりも家族を優先する
- プライベートに仕事を持ち込まない
- 家族がいる場所=ヒュッゲな空間
なんとなく、これらの表現からわかることは、
とにかく「家族優先主義社会」ということですね。
社会というとなんだかこれも堅苦しい表現に
なってしまいますが、
要するに、家族と過ごす時間をすべてにおいて
優先順位のトップに置くという考え方ですね。
そうするだけで、ストレスが減り、結果的に
犯罪の低下、治安の改善にも繋がるというシンプルな
仕組みだそうです。
簡単なようでいて、実は難しいことのように感じるのは
日本の生活様式がそれだけ、デンマークとは異質なものであること
を表していますね。
2.「ヒュッゲ」の実践方法5つ(応用法)
日本で、この「ヒュッゲ」を実現するために
実際的に解決していかなければならない要素は
いくつかありますね。
大きくは、
- 個人(時間)
- 学校(教育)
- 職場(労働)
- 社会(人間)
- 国(制度)
のカテゴリーで
分けることができるでしょう。
|1.個人(時間)
まず、私たちが「ひとり」でいる時に
どのように時間を過ごしているのか
ということが、非常に大きい要素になりますね。
今の日本のライフスタイルでは、
ほとんどの場合、一人の時間は、SNSやスマホ、
ゲームに時間を取られているのではないかとおもいますね。
特に若い世代にはこの傾向が強いですね。
実は、これは、一人でいて、一人ではない、
誰かに繋がっていないと安心できないという、
「ストレス」を感じさせる要素になりますね。
デンマークの特徴の一つに、
「物質的な豊かさへの執着があまりない」
というのがあるそうです。
なぜかというと、モノをためこんだり、
モノを使う(操作する)のに時間を費やす
のではなく、自分が手放せない
「モノ」を手放す
ことによって、実は本当の
「つながり」が生まれるというのです。
「モノ」を通して、他者とつながっていると
思うのは思い込みであり、実際は繋がっている
のではないというのが、デンマークの考え方ですね。
モノを手放した時に、他者との接点「会話」
「コミュニケーション」(尊い)時間が生まれる
という考え方ですね!
|2.学校(教育)
これは、わかりやすく日本とデンマークでは
違いますね。日本の学生は、みんな私の周りでも
「受験」「受験」の世界観に支配されている感があります。
よい学校に入学する=良い就職=良い生活=幸せ
という構図が出来上がっています。
その結果。それを実現するために必要なのは
何よりも「学力」「学歴」
なので、学生の大半の時間は「塾通い」という
ライフサイクルになってしまいます。
そして、この波は、中高生に止まらず、
昨今は小学生にまで浸透していますね。
これは、デンマーク式の、何よりも家族で
過ごす時間を大切にするというコンセプトとは
全く逆を行く考え方でしょう。
もしこの学校(教育)の考え方を
デンマーク式にシフトさせるとするなら、
それは、単純に
塾通いをやめさせる
という行為になるでしょう。
そして、塾から帰ってきて、
一人で食べる夕食を
家族での団欒に帰るという
選択が迫られます。
|3.職場(労働)
これも、日本とは全く違う道を
デンマークは進んでいますね。
日本は、残業残業、
家族との時間よりも、
職場の人間関係(つきあい)を
大切にする傾向があります。
仕事の接待だから、商談があるから
出張があるから、と家族との時間が
犠牲になります。
「家族を食わせていくため」
という理由で、会社のために
「単身赴任をする」という行為は
デンマークでは、考えられない行動パターンでしょう。
日本でデンマーク式の生活を実現
させるためには、極端な話、
フレキシブルに動ける仕事を探す
もしくは、そのような業種、職種
ワークスタイルを確立する
これしかないでしょう。
|4.社会
社会で良好な人間関係を築くことは
非常に大切なことなのですが、
家族と、外の人間関係を
切り分けないというのが一つの
重要な要素なのではないでしょうか。
日本では、家族とそのそとの人間関係が
切り離されているケースが多いですよね。
子供は、父親、母親の友達を知らないとか
外の人と会う時は、家族は連れて行かないとか
ですね。
なので、家庭の中で、別の人の話を
共通の話題として話すことが少ない
というのが実情ではないでしょうか。
これをデンマーク式に「ヒュッゲ」するなら、
家族ぐるみの人間関係の構築を目指す
ということになるのではないでしょうか。
|5.国(制度)
これは、もう税金や、国の労働基準政策など
社会保障のあり方を、国民の意識が変わることで、
国に訴えかけ、国の法律を変えていくという
途方もない「改革」が必要になってきますね。
ちなみにデンマークの社会保障や税制に関しては、
まず、消費税率が25%!国民負担率約70%!と
かなりの高納税国なんです!
その代わり、
- 医療費
- 教育費
- 出産費
全部無料です。
そして、高齢者に対するサービスが
非常に充実しているので、
老後を心配している人はほとんどいません。
日本はそれとは違い、消費税は現在8%、
国民負担率は40%です。
けれども超高齢化社会に突入していますので
医療や介護に関する必要経費を全て無料なんてすることは
決して簡単なことではないでしょう。
デンマークと全く同じ国政税制にすればいいとは
簡単にはいうことはできません。
ただメンタル(考え方)マインドセットとしては、
「受け身にならず、変化を恐れない勇気を持つ」
「主体的に国政に自分のできる範囲で関与していく」
ということが大事なのではないでしょうか。
まとめ (takuの実践プラン)
ということで、今回は
デンマークの「ヒュッゲ」の文化を
日本に適用、応用できるのかどうかを
記事にしてみました。
その実践方法として、5つ
- 「モノ」を手放す
- 塾通いをやめさせる
- フレキシブルに動ける仕事を探す
- 家族ぐるみの人間関係の構築を目指す
- 現状を打開する方法を何かしらの方法で発信し続ける
をあげさせていただきました。が、
どれも極論といいますか、
机上の空論なのでは?と思えるような
すこし抽象的な、しかもストレートすぎる
対応策になっているのですが、
僕自身具体的なステップを踏むべく
この5つを網羅できる計画を少しづつ練っています。
その形としては
- 田舎へ移住
- ホームスクーリング
- PC1台で生計を立てる
- 生活のシンプル化(自給自足へのシフトチェンジ)
- ヒュッゲの場を提供する(暖炉設置、ボルダリングスペース 畑 憩いの場 ピザ釜 土地開墾etc..)
- 家族で、日本縦断、世界の国々を視察
- 多国籍異文化交流
などですね。
これらで、ほそぼそとかもしれませんが
ある程度5つの項目においてはだいたい網羅
できていると思っています。
個人の時間の優先順序、子供の教育に関して、仕事のスタイル
などを今から少しずつ「ヒュッゲ」できるよう
少しずつプランを立てています。
目標は、2019年の春までにそのライフスタイルを
確立するつもりです。
具体化(具現化)してきたあかつきには
またブログでも紹介しようと思っています。
もちろんこれは、僕の場合であって、
人によってはその実践方法は違うでしょうし
そこには多様性が認められるべきだと思います。
大事なのは、
個人個人が、「ヒュッゲ」実践のために
自分は何を変えるべきか、何を変えることができるのかを
自分自身で考え少しずつ行動に移していくことが
幸せの実感に繋がっていくのではないでしょうか。
今回は読んでいただきありがとうございました!