こんにちは。
あの有名なケンゾーの設立者で
ファッションデザイナーの高田賢三さんが
なんと韓国の製造販売会社から詐欺容疑で
告訴されているというニュースが飛び込んできました。
一体なぜそんなことになっているのか理由や
問題となっているデザインは本当に模倣なのか
調べてみることにしました。
問題の発端
報道によると、同社の社長が昨年7月、高田さんを地元警察に告訴したという。告訴状によると、同社は2010年、台所用品などに使うデザインの提供を高田さん側から受けて同氏の名前を使用する契約を結んだ。対価として同年から4年間で計約1億8千万ウォン(約1740万円)を支払ったが、高田さん側がデザインを提供しないなど契約を履行しなかったという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000003-asahi-int
普通に考えて、プロのしかも
超一流の名の知れた有名デザイナーが
注文があったのにデザインを提供しない
というのは考えにくいことです。
もしほんとうにそのような事態があるのなら
デザインを提供しない理由が必ずあるはずと
読み進めるとやはり
上記の出来事の前段階として、
高田賢三さん側が、韓国のそのメーカーに対して
既に15年に同社を相手に韓国で損害賠償請求訴訟
を起こし、敗訴していたということもわかりました。
高田賢三サイドの主張としては、
2010年から2014年の4年契約であったにも
関わらず、契約解消の2015年になっても
韓国メーカーがそのデザインを
継続して使用したことに問題の発端があるようです。
なのに高田賢三さんが敗訴した理由としては
その提供したデザインは日本の漫画の模倣であり
商標権が使えない状態で同社と契約したという
ことだそうです。
うーん、これはなかなか謎めいた
理屈の通らない部分がいくつかありますね。
商標権が使えない状態ならそもそも
商品のデザインとして2010-2014年まで
契約中にそのデザインを使用することはできない
はずですし、2015年になっていきなり
模倣というのもなんとも腑に落ちない話です。
その韓国の生活用品の製造販売会社というのは
どんな会社なのでしょうか。
韓国の生活用品の製造会社の名前は?
色々調べているのですが、
どの報道も韓国の生活用品製造業者としか
名前が出てこないようですね。
こういった裁判ごとになった時は
企業というのは自社ブランドに関わる
ことなので名前を伏せるというのが
定説なのでしょうかね。
わかる範囲では、生活用品や
キッチン用品を扱う会社ということで
しかも高田賢三さんの名前を使うことも
許される企業ですから、
おそらくかなり大手?かもしくは
ある程度老舗の企業ということに
なるのではないでしょうか。
それでも、4年契約で約1730万円
ですから、高田賢三さんのブランド力を
考えるとそれほどの金額では
ないようにも思いますね。
生活用品製造会社ではなく、
ファッションデザインメーカー
としては高田賢三さんは韓国の
TOMI:MITOというブランドとコラボレーション
しているようですね。
もしこのTOMI:MITOというブランドが
生活用品販売にも手を伸ばしているとしたら
KENZOの名前を使用している可能性もありますね。
高田賢三のプロフィール
プロフィール
名前:高田賢三(たかだけんぞう)
本名:同上
生年月日:1939年2月27日
年齢:79歳
出身地:兵庫県神崎郡・姫路市
身長:不明
職業:ファッションデザイナー、「KENZO」設立者
高田賢三さんは姫路に生まれ、
神戸外国語大学英米科を中退し、
その後文化服装学院デザイン科師範科を
卒業しました。
同期には、コシノジュンコ、松田光弘、金子功
などがおり、「花の9期生」と呼ばれたそうです。
確かにすごいメンツですよね ^ – ^;
1960年ですから若干21歳で
第8回装苑賞を受賞します。
そしてその後1965年26歳でフランスに渡り
ファッションの勉強をした後に1970年に独立。
フランスで「KENZO」の礎となる
「ジャングル・ジャップ」というブティックを
設立。
その後はパリコレでも活躍し、KENZOを
世界的ファッションブランドの1つに成長させました。
その後は、2003年にフランスのヴィトンにブランドを
売却し1999年に一時は引退するが、
2003年の64歳の時にデザイナーとして
復帰を果たしました。
2004年にはアテネオリンピックの式典・移動用ユニフォームの
デザインも担当しました。
と申し分のない最高のキャリア街道を
ひたすらに走ってきた高田賢三さんですから
デザイナーの集大成とも言える2010年代の
人生の終盤に差し掛かりそこで韓国から
思わぬ訴訟問題ということですからこれは
かなりこたえますよね。
2015年から続くこういった裁判沙汰には
はやくケリをつけて、なるべく自分のキャリア
経歴を汚したくないという心境なのではないでしょうか。
高田賢三の詐欺容疑になっているデザイン画像
訴訟、告訴の対象となっている
問題のデザインとは一体どのような
ものなのでしょうか。
漫画を模倣しているという
韓国側の主張なのですが、
その時点で「??」
ってなりました。
高田賢三さんはパリコレで
デザインを評価されるほどの
世界的デザイナーですが、
いまさら日本の漫画の模倣作のような
イラスト(?)デザインを
てがけるでしょうか?
KENZOのブランドで
イラストっぽいデザインで
見つかったのはこのタイガーの
模様の商品だけでしたね。
by Instagram
これを、生活用品に同じデザインを使っている
とは考えにくいですが、
何かしらのKENZOの名前かデザインを施した
商品ということになるのでしょう。
高田賢三と韓国企業悪いのはどちら?
少々ややこしいやりとりでは
ありますが、これは一体どちらに否が
あるのでしょうか。
ことの発端からすると、
2014年までの契約という内容で
あったにも関わらず、2015年になっても
KENZOの名前で商品を販売していた
という点では韓国企業(製造販売会社)に
非があるように思いますね。
高田賢三さんがそれで損害賠償請求を
起こしているくらいですから。
ただ、その裁判には敗訴していますから、
その訴えも中立的に考えると
行き過ぎた主張だったのかもしれません。
本来ファッションブランドのデザイナー
である高田賢三さんですから、
キッチン用品などに自分の名前を入れられて
自分のデザインが、意図しないような生活用品
などに使用されることに何かしらの
ブランドを傷つけられた、途中で嫌になってきた
という経緯があったのかも知れませんね。
世界のKENZOですからね。
けれども契約した以上は世界の高田賢三とは
いえ、契約ま守らないといけないので
2014年までの4年間は黙っていたということなん
でしょうか。
まとめ
ということで、今回は
高田賢三さんが詐欺容疑で
韓国の製造販売会社から
告訴されているという事件の
真相を探ってみました。
韓国企業の名前も
また問題となっているデザインが
どんなものかも特定できずに
申し訳ありませんでした。
特定でき次第、記事を更新させていただきます。
最後まで呼んでくださり
ありがとうございました。