八ヶ岳滑落7人全員が落ちたのはなぜ?ザイルの役割は?理由や危険回避方法

こんにちは。takuです。
長野県八ヶ岳で、悲惨な
事故が起きてしまいました。

登山中の7人グループが全員
300m下へ滑落したというのです。
7人はザイルで繋がれていたという
ことらしいのですが、ザイルとは何か
ザイルの役割について気になったので
調べてみることにしました。

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八ヶ岳の事故についてのあらまし

3月25日(日)午前8:35分頃
長野県の原村の八ヶ岳連邦・
阿弥陀岳(2805メートル)山頂に
近い南稜(なんりょう)付近で
7人の登山グループが全員300m
下へ滑落しました。

そのうちの3人の登山者、
神戸市灘区 亀石安央さん(48)
京都府西京区 山下貴久子さん(39)
兵庫県伊丹市 中沢恒雄さん(63)
の3人が雪に埋もれて窒息死したということです。

300mも下に滑落したのに
死因が窒息死というのも不思議だなぁと
感じましたが、いずれも目立った外傷は
なかったとのことです。

こんにちは。takuです。 八ヶ岳で7人の登山グループが 登山中に300mも下に滑落したという 痛ましいニュースが飛び込んできました。 300mも下へ滑落で3人の死亡が 確認され...

その他の4人は命は助かりましたが
そのうちの吹田市在住の男性が
足を骨折する重症を負ったとのことです。

ザイルに繋がれていたのに全員が滑落した理由

このニュースを聞いて最初に
疑問に思ったのが、
全員ザイルで繋がれており、
先頭の一人が足を滑らせた結果
7人全員が一緒に300m下へ
滑落したという点ですね。

全員が繋がれていたというのは
もちろん安全の為ですよね。

一人が足を滑らしても、
落ちてしまわない為のザイル
なのでは?と思うのですが、
ザイルをしていたが為に
全員が落ちてしまったとなると
いったいザイルの意味はどこに
あるのか・・。と
思わずには入られませんでした。

僕は登山経験がないので、
そもそもザイルとはなんなのか
あんまり知りませんでしたので、
調べてみることにしました。

ザイルとは何か

ザイルというのは、
一言でいうと、
「登山用ロープ」のことですね。

こんなやつ ↓

ザイルという呼び名はドイツ語から来ている
そうで、現在では、クライミングロープとも
呼ばれているそうです。

通常のロープと登山用のロープとの
違いは何かと言うと、ザイル(登山用ロープ)
は通常のロープとは編み方が違い、
よれ、や巻きグセ、擦れに 非常に強く
丈夫で、普通のロープに比べ
「切れにくい」のが特徴だそうです。

ザイルの役割

ということで、「切れにくい」ロープ
とは要するに、そのロープの一番の
役割、意義は「安全」のためということに
なりますね。ようは「命綱」ですね。

よくロッククライマーなどが、
輪っかのようなものを岩壁に打ち付けて
そこにロープをひっかけて、
クライミングをしている動画がネットでありますよね。

仮に、手足を滑らせて、落ちてもそのロープの
おかけで、かなりの勢いで落ちてしまっても
人間の体重を支えることができます。

ところが、
ザイルというのは正しく使用すれば
安全確保の為の心強い助け、
味方になってくれますが、
曖昧な知識で使用したり、
使い方やシチュエーション
によっては非常に恐ろしいアイテム
なってしまうこともありえるそうです。

今回の事故はそのザイルの
「恐ろしい」面が顕著に
現れてしまったケースと言える
のではないでしょうか。

なぜ全員が滑落?

出典:flickr by Mitch Barrie

ザイルはグループ登山の際に
上記の写真のように
お互いの腰をつなぎ合います。
一人が足を滑らしても
他者によって支えられるためですね。

例えばエベレスト登山など、
山頂付近のものすごい急斜面
で一人が足を滑らして斜面の左側に
落ちそうになった場合、
すかさず後ろの登山者は
あえてわざと反対の右側に自ら
ダイブするといいます。

極端な話、イメージとしては
こんな感じ ↓

出典:https://www.active-mountain.com/

こんなところならそりゃそうですよね。
二人とも同じ方向に滑ったら
もう滑落を止まれません。

二人がそれぞれ逆方向に
落ちることで
、お互いの体重で均衡を
保ち、二人一緒に滑落してしまうのを
防ぐんですね。

写真を見る限りでは、
八ヶ岳の事故現場付近も
かなりの急斜面のようです。 ↓

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/

今回の八ヶ岳登山者の場合も
7人もいるのに、一人の
滑落を他の6人で支えれなかった
のかと疑問に思いますが、

反応が遅れてしまったか
他方にダイブする(体を支える)
スペースがなかったのではないか
と推測できます。

タイミングを逃してしまうと
1人が2人に、2人が3人にと
同じ方向へ落ちてしまった場合、
支える重さが倍増していきますから
おそらく3人あたりからは
もう後続が支えられる限界を
超えていたのでしょう。
最悪の結果になってしまいました。

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登山中の危険の回避方法

これは、登る山の地形や、
場所、天候、季節によって
異なるので一概には言えることでは
ありませんが、

一番の対策は、「自分のスキル、実力」
の程度を知っておくということ
ではないでしょうか。無理しない
ということですね。

けれども登山者の多くは
今回の事故場所が「腕試し」
のための人気スポット
だった
というこもあり、いつも「挑戦」
を楽しんでいる人が多いと
言えると思いますので、
個人的には、このような事故は
起こるべくして起こった
言えるのではないでしょうか。

本当に安全だけを考えたら、
冬の雪山登山など遂行しませんからね。

もちろん、誰がどこに行き
何をするのかは個人の判断に
任されていることですが、

ただ、今回の事故では、巻き添えの方も含め
複数の死者が出てしまったことは何よりも
残念なことです。

takuの一言

ということで、今回は
八ヶ岳の滑落事故について
自分なりに気になったことを
記事にしてみました。

登山を楽しむ気持ちはほんと
わかります。

僕もいつか大自然の中を
登山してみたいと憧れている
ひとりとして、今回のような
事故もあるということを
肝に命じて、正しい登山知識を
身につける必要を感じました。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

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