ドラム式洗濯機でなぜ死ぬの?死因(原因)中から開けられない理由や防止対策!

Photo by chrissie kremer

こんにちはtakuです。
痛ましいニュースが入ってきました。
5歳の男の子が、ドラム式の
洗濯機の中で死亡したという
のです。

最初この事故の話を知った時、
なぜ5歳の子供が、洗濯機に
入ったのかということよりも、
なぜ中から出れなかったのか
という方が疑問でした。

ドラム式洗濯機とは一体
どのような構造なのか、
そしてなぜ出ることが
できなかったのか、洗濯機の
どのような点が危険なのか、
そして再発を防止するために
できる事故対策は何かを
調査し記事にすることに
しました。

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事故のあらまし

大阪府堺市の住宅で27日の
午後15時頃、洗濯機の中に
5歳の男の子が、閉じ込められ、
意識がない状態で発見され
119番通報があり、
救出したけれども、
その後搬送先の病院で死亡が
確認されたそうです。

第一発見者は父親で、
5歳の男の子と一緒に
昼寝をし、起きたら息子の
姿が見えないため、
家中を探し回ったところ
洗濯機の中で見つかったとの
ことです。

洗濯機は発見時、
作動はしていなかったが、
ドアはしまっている状態で
あったそうです。

なんとも痛ましいニュースです。
実は私も同じ歳の5歳の息子が
いますので、他人事としては
聞くことができませんでした。

最初このニュースを知った時、
「なんでそんな所に入るの?!」
という驚きはありませんでした。

確かに子供はそういった、大人では
理解できない行動をすることが
自分の経験上知っていたので、
うちの子供も全く同じことをしかね
ないなと思ったのが、正直な最初の
印象です。

今回の事故に関しては、
親の責任だ!とは一概に
攻めることはできないな
という感想も持ちました。

もちろん注意はできたでしょうが、
昼寝を一緒にすることは、どこの
家庭にだってあることですし、
たまたま子供の方が早く起きて、
移動したりすることも、珍しいこと
ではありませんよね。

ただ、今回のケースでは、その5歳の
男の子が洗濯機の中に入ろうとし、
それを 実行してしまったことが
最大の要因であり、最悪のケースに
発展してしまったということでしょう。

僕のうちにある洗濯機は、安物の
洗濯機で、ドアは薄いプラスチックの
二つに折りたためるものであり、
洗濯機の真上に付いているタイプの
洗濯機ですから、たとえ中に入ったと
しても必ず開けれるようにはなっている
ものなのですが、

最近はそれよりもドラム式洗濯機
を利用する方が主流といえるかも
しれませんね。

そしてそのドラム式はどうやら、
中から開けられないように
なっているのです。

個人的にはそこにおどろきました。
なぜ中から開けられないように
わざわざ作ってるの?
そんなん危ないでしょっ?!
というのが正直な感想でした。

事故の当事者の親子へというよりも
製造会社側の洗濯機開発に対する
疑問の方が大きかったですね。

死因(原因)について

洗濯機の大きさは、
高さ1メートル、
幅約70cm、奥行き60cmで、
物理的に考えたならば、
5歳の子供であれば容易に
入れる
サイズでした。

最新のドラム式洗濯機は、
真四角でドアが真上にある
タイプではなく、扉が
前かもしくは、斜めに上
向いてある状態で、
子供にとっても非常に
開けやすくなっている

タイプが多いですね。

発見された男の子は、
特にめだった外傷もない
ようですから、
私たちが想像するように、

好奇心旺盛な男の子が 自ら
ドラム式洗濯機の中に入り

中から扉を閉めたか、ドアの重みで
勝手にしまったというのが
事故の経緯になりますね。

直接的な死因(原因)は
窒息死ということが大まかな
見方だそうです。

個人的には、窒息死というのが
疑問でしたね。
そもそもなんで中から開けられないの?!
そして中に入って、開けられないにしても
窒息しないように空気が入るようには
製造できなかったの!?という疑問です。

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ドラム式洗濯機

ひょっとすると、
ドラム式洗濯機ときいて
あまりピンとこない方も
いるかもしれませんので、
解説すると、ドラム式洗濯機は
このようなものです。↓

実際に事故があった、メーカーの品番に
関しては公表されていないため、
イラストで紹介させてもらいますが、
これを見たらすぐにお気づきのように、
どの家庭にも普通にある洗濯機ですよね。

このどこにでもあるような、洗濯機で
こんなに恐ろしい事故が起きるなんて
ただただ驚きです。

なぜこんなにも開けやすく
設計されているのでしょうか。

これだと、子供でも容易に
開閉が可能ですし、生産の段階で
危ないとは考えないのでしょうか

実は、タテ型の洗濯機に比べて
このようなドラム式洗濯機は
「節水」などのメリットがあるように
作られています。

中に入れた衣服の回転の具合に
よるものなのでしょうね。

なぜ中から開けられないのか

ではなぜ中から開けられないように
造られているのでしょうか。

まあいろいろと推測すると、
中からの衝撃で開いてしまうような
洗濯機でしたら、洗濯中に
蓋が開いて水がこぼれるなどの
被害がでるからでしょうか・・。

または、洗濯機の中に取手などをつけて
中から開けれる構造にしてしまうと、
洗濯機の中で衣服が回転した際に、
水を含んだ衣類の重みでドアが
開いてしまう可能性がないでもない。

つまり「衣類を洗濯する目的」という
洗濯機本来の用途面から見て
「中から開けれる」ようにする
必要性がメーカー側では
全く見当たらない
ということに
なりますね。

そりゃ、中から突然開く可能性のある
洗濯機を製造して、クレームの可能性を
わざわざ引き上げるメーカーは
いませんからね。

密封構造

問題は、洗濯機の中に
入った子供が呼吸ができなくなる
窒息状態によって死に
至っているという点です。

なぜなのでしょうか。
なぜ真空でないといけないのでしょうか。

洗濯するためには、
当然ながら水を使うわけで、
節水タイプの最新洗濯機においては
節水している分、回転や
洗浄効率をあげるために、
洗濯機内の動作がより高度で
複雑な動きをすることが考えられますが、

その際に水が漏れてはなんの意味も
ないので、蓋もしっかりと密封できる
ものになっており、水だけでなく
空気さえも入る余地のないほどに
精巧な密封構造になっているという
ことなんですね。

水は漏れないが、空気の通り道は
確保するという構造

不可能なのでしょうか。

理論的には、確かにメーカーの
開発側の意向も理解できないわけではない
のですが、今回のような 事故が
起きてしまうと、どうしても
このままでは納得できない

感じてしまうのは私だけでしょうか。

なぜなら、 過去にも同じような
事故が起きている
からです。

つまりそれは、何か対策を練らなければ
これから先、 また同じ事故が起きる
可能性があることを示唆しています。

同じような事故事例

実は、2015年の6月にも
東京都で同じように
洗濯機の中に7歳の男児が
閉じ込められ、密封された空間で
窒息死した事故が起きました。

そして同じような事故は、
日本だけでなく、 アメリカでも
韓国でも
発生しており、洗濯機
による 死亡事故が相次いでいる
というのです。

朝日新聞と専門家による過去10年間
の子供の死因に関する解剖記録の分析
によると、 2年間で3件というペース
このような同じ洗濯機の事故で、
2〜5歳の子供がなくなっているといいます。

この数には僕も驚きました。幼児虐待
などによる犯罪行為、故意的な要因による
ものではなく、事故死というケースで
あるならば、これは メーカー側が
即時に対応し解決しなければならない
大きな課題、懸案事項
となるのでは
ないでしょうか。

続く
「最善の防止策は何か」
読みたい方は次のページへ ↓

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